カード詳細 Edit

カード画像
【ドンマイ!】セリオ01.jpg
レベル上限上限突破回数
75/85/95/105〇〇〇
初期HP初期ATK
LV75時HPLv75時ATK
LV85時HPLv85時ATK
LV95時HPLv95時ATK
LV105時HPLv105時ATK
スキル
ピュアヒーリング
種別ウエイト
アタック5
効果
自身のHPを中固定回復
サブカード効果
発動条件:なしHP700アップ

テキスト Edit

1
「次は二丁拳銃ためしてみよっか」
「ま、まだやるんですか…?」
セリオの思いつきで、
拳銃を練習することになった少年。
だが何度練習しても、
今のところ一度も的に当たったことはない。
「ひとつでも当たらないのに、
ふたつって難しいんじゃ…」
「もぉ~、ためさないうちに
あきらめちゃダメだよ。
一緒にやってみよっ」

2
「構えて~」
「は、はい…」
「狙って~」
「(本当に大丈夫かなぁ)」
「自分を信じて~!」
「えぇっ!?」
「少年くんってば
不安そうな顔してるんだもん。
もっと強気にゴー!ゴー!だよっ」
「……っっ!」
セリオに言われ、
少年は思いきって引き金を引く。
瞬間、すさまじい反動が少年を襲った。

3
「うわぁ!?」
少年はあまりの反動に耐えきれず、
背中から草むらに倒れてしまう。
「だ、大丈夫っっっ!?」
「なんとか…」
駆け寄るセリオに、少年は苦笑を返す。
「おかしいなぁ。
そんなに反動ないはずなのに…」
「ぼ、ぼくの足腰が弱いのかも…」
「え~~!?
それはドンマイだけど…」

4
「でも、勇気を出して引き金を引けたね。
少年くん、えら~い!」
セリオがほがらかに微笑み、少年に手を差し出す。
「結局、的には当たってないですけど…」
「だけど、一歩前進でしょ?」
「あ…」
少年は自分の手を見つめる。
確かに戦う才能はまるでないけれど、
勇気は出せた。それが大事なのかもしれない。
「じゃあ次いってみよう!」
「(た、ただ人には向き不向きがあるって
そろそろ気づいて欲しいです…)」
少年は心の中でつぶやくのだった。

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Last-modified: 2019-06-15 (土) 12:56:59 (1799d)