カード詳細 †
カード画像 |
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レベル上限 | 上限突破回数 |
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75/85/95/105 | 〇〇〇 |
初期HP | 初期ATK |
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LV75時HP | Lv75時ATK |
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LV85時HP | Lv85時ATK |
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LV95時HP | Lv95時ATK |
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LV105時HP | Lv105時ATK |
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スキル |
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秘密の花園 |
種別 | ウエイト |
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サポート | 6 |
効果 |
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味方全体のHPを中固定回復 |
サブカード効果 |
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発動条件:魔法少女は眠らないイベントのみ | 時の歯車の獲得量5個アップ |
発動条件:なし | DEF200アップ |
テキスト †
1
よく晴れた、ある日の午後。
わたしとユウユは、部屋の長イスに
むかい合って座って、おしゃべりしてた。
「最近ミュナリザンのパスタの味
落ちてると思わない?」
「そうねぇ。辛さも、物足りないものね?」
なんでもないような話ばっかりだけど、
その『なんでもない』時間が楽しくて。
ピッタリとくっつけあったユウユの素足の
温かさが気持ち良くて。
わたしとユウユは時間も忘れて
おしゃべりを続けてた。
2
「……でね、なんて言ったと思う?
あのホエホエ坊主!」
「くすくす。なんて言ったの?」
「あいつってば、
今日のライラさん、なんだか可愛いですね
って言ったのよ!?」
「あら、少年さんにしては
気が利いたセリフじゃない?」
「そりゃ、ホエホエ坊主にしては
そうかもしれないけど……
わたしがあわててるトコを見て言うなんて
失礼しちゃうわ……!」
思い出して、ちょっぴり顔が熱くなった。
……と、それと同時に、
足がぎゅっとしめつけられるような感触が
伝わってきた。
3
からめた足に、ユウユが力を入れたらしい。
「ふふ、でもライラったら
少しはうれしかったんじゃないかしら?」
「そ、そんなわけないわよ!
あんなホエホエ坊主相手に!」
「くすくす。顔が赤くなってるわ」
ぎゅっ。ぎゅっ。
笑顔のユウユが、おしゃべりを続けながら
わたしの足をしめつける。
ユウユったら……気づいてないのかしら?
『どうして足をぎゅってするの?』
聞いてもよかったのかもしれないけど
わたしはそうはしなかった。
だって、やめて欲しいとも思わないから。
ユウユの体温は、いつだってわたしを
安心させてくれるから……大好き。
「もう、あいつの話はおしまい!
ところで、お母さまのことなんだけど…」
4
「今日も朝早くからでかけているのよね?
最近しょっちゅうじゃない?」
「あ……たしか、いい温泉が
見つかるかもしれないとかで
探しに行ってるんじゃなかったかしら」
「え?そうなの?」
ユウユの言葉に、わたしは思わず
足をぎゅっとした。
どうしてユウユだけ知ってるのよ。
どうしてわたしに言ってくれなかったのよ。
それがちょっぴり寂しくて、思わずだった。
思ってすぐに、『ああそっか』と
わたしは気づく。
さっきユウユが、わたしの足を
ぎゅっとしたのも同じ理由だってことに。
「……ふふ。どうしたのライラ?」
「ううん、なんでもないわ」
わたしとユウユは、同時に足をぎゅっとして
それから思わず、くすくす笑ってしまった。
評価 †
コメント †
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